前回のブログにも書きましたが、人は生まれてから
まずは親から、やがて学校などの先生や友人・会社の上司などから
影響を受けてあらゆる観念を植えつけられる話はしました。
それは人の潜在意識の中に留まって記憶されます。
中には本人には気づかないぐらいぎゅうぎゅうに
押し込められている場合もあり
本人も気づいていないし、自覚もしていません。
毎日「無意識に」心の中で浮かんできては
また次の観念が浮かんでくるといった事を
ぐるぐる繰り返して毎日、過ごしています。
この潜在意識というものは
逆のものとして「顕在意識」と呼ばれるものが人にはあります。
潜在意識が無意識に働いているという言い方をすれば
顕在意識は自分が意識をして「~をしよう」とか
自分で意識して思う事をいいます。
潜在意識について学ばれているかたはご存じだと思いますが
人の意識の中で潜在意識の役割というものがあります。
人が生活するうえで、意識全体を100とした場合
潜在意識や無意識の領域は95%で
顕在意識、つまり普段意識して使っている部分は
ほんの5%しかありません。
驚く事ですが、事実です。何かあなたがあることを「望む」として
その目標(ゴールとも言います)を達成するために
行動をおこすとします。
顕在意識は「命令」を
潜在意識は「行動」を司っています。
もしも、あなたが何か希望する事があるとして
行動するが、それがなかなかうまくいかない
結果が出ないとします。
またはやる気が無くて、行動が続かないとします。
そんな事が多い人はたくさんいると思いますが
それは行動を支配している潜在意識が動いていない証拠です。
さらに言えばその人の潜在意識の中にある
「様々な観念」がおおいつくしているため
たくさんの観念が行動にブレーキをかけています。
自分ではそんなつもりは無いと思いますが
本人も自覚がないまま、観念が邪魔しています。
ですからまずは自分の中にある
4つの観念がどれだけあるかを紙に書きだすなどして
自分の意識に挙げて、表面化します。
そして理解します「ああ、自分にはこんな観念があるんだ」と。
自分の中で観念があると意識するだけで
ずいぶんと気持ちが変わり、周りが変化します。
この体験は本当に衝撃をうけます。
気づいていなかったことを気づけたときに
人はそのことの課題を終えた事になりますので
その人からはその「現象(悩みなど)」が離れていきます。
このことは人間関係でたとえると
とてもわかりやすいと思います。
たとえば人がある人を苦手だと思っているとします。
なぜ自分はその人が苦手なのか?
しっかり観察して探究していくと、相手の気持ちが見えてきます。
また後で書きますが、自分が苦手だと思う人は
それは自分の事を意味しています。
「他人は合わせ鏡」という言葉がありますが
まさしくそのとおりで、自分の中に気になる部分があるから
他人のそれも気になるのです。
それを認めて、苦手な相手の事も理解して認めることで
苦手な人とのご縁は切れます。
不思議ですが、これは絶対的な法則です。
私も何度も経験しています。
人の気になるところは「自分にもあるよ」と
その人が教えてくれているのです。
苦手な人は自分を知るうえでとても大切な存在です。
私もありました。今でもあります。
そのたびに自分の事だと思うようになり
なぜ気になるのか?
気になる奥底には、観念が潜んでいるので
それをひっぱりあげて、明確にします。
あなたには苦手な人はいますか?それはどの部分ですか?
ではなぜ苦手なのでしょうか?
そうやって「なぜなぜ」と繰り返して問い詰めていくと
最後には「善悪観念」が必ずでてきます。
「○○することは悪い」
「○○は善い事だ」など
物事を良い悪いで判断します。
これも観念だと自覚して
自分の気持ちを理解してあげると
自分の中からの観念が離れていき
気になる人とのご縁も終わります。
観念が悪いわけではないですが
「絶対に○○はダメだ!」という気持ちが
強すぎると自分の心が疲れてしまいます。
気持ちのボリュームを下げてあげて
楽になりましょう。