人生がうまくいくには、親に対して
ちゃんと向き合う作業が必要になってきます。
あなたは親は苦手ですか?関係は良好ですか?
もしもそうでは無い場合
ではうまくいっていないと思う事はなんですか?
話があわない、話してもいつも否定される
話自体を聞いてくれない
自分に期待しすぎているか、ほったらかしにされている。
または異常に干渉してくる。など実にたくさんあると思います。
幼いころに親との事で何か辛い経験はありますか?
なんでもいいです。どんな事でもいいので思いだしてみてください。
その時、何か辛いことをいわれたり体罰がありましたか?
そういった事をできるだけ、思い出してください。
紙に書くのが一番です。
中には細かく思い出せないものもあるかもしれませんが
書いていきます。
そしてその中に、あらゆる観念がひそんでいますので
書き出していきましょう。
そして意識の上にあげていきます。そうすることで
さまざまな観念が自分の中から外れていきます。
そうした作業の中で、親の観念も見えてきます。
もともとは親の観念からきていますので
親の観念を探り出す作業ともいえます。
自分の中の観念をあげて、かなりの量が外れてくると
親の観念が存在する原因も探れるようになってきます。
そのためには、親の小さい頃の話がきけたらなお良いです。
より鮮明に、観念があらわれてくる経緯がわかってきます。
そして親の事、心、思いが見えてきます。
「親も自分と同じ人間なんだ」と親の事が理解できます。
それでもまだ腹が立ちますか?それでもいいです。
繰り返し親に対する思い、不満などの思いをすべてかきだしてください。
そして中にある観念を書き出してください。
私は義父母の観念もかなり探りました。
義父は以前は、夫と顔を合わすたびにケンカしていました。
最初は義父の気持ちがわかりませんでしたが、この学びによって
義父の気持ちや観念を探しました。
夫は夫と義父はあまり仲が良くないですが、とても二人は似ています。
似た者同士が仲が悪いなんてことはよくあることだと思います。
これも他人は「合わせ鏡」に通じると思います。
二人はそのことに気づいていません。これもよくあることです。
お互い、自分の事を自覚していません。あなたも親が苦手なら
たぶんご自身の親とよく似ていると思います。
そしてそんな親に共通している人がとても苦手だったりしています。
義父の話に戻りますが、義父は昭和初期に生まれ
幼いころからかなり苦労したようです。
口癖は「わしは一生懸命やってきた」です。
義母や夫はその昔話になるとすっと部屋を出て行きます。
もう何十回も聞かされている話しだからです。
夫は「オヤジ一人が苦労してきたわけじゃない」と言います。
私もそれには納得しましたが
よくある自分の苦労話を繰り返してしまう事なんだと思っていました。
しかし、この学びによって義母からある話を聞く機会がありました。
義父は幼い頃、大勢いる姉弟から
一人だけ別の部屋で作業をしていて
あとの皆は部屋で食卓を囲み談笑していたそうです。
また子供の頃の写真で、義父が一人だけボロのような服を着て
皆と写真が写っているものがあると聞きました。
他の家族は皆着飾っていたそうです。
理由は聞いていませんが、その話しだけで充分でした。
その時の義父の気持ちを考えると涙がでてきました。
どんなにか、辛かっただろうと。
それ以後、あまり義父と夫との言い争いは無くなりました。
不思議ですが、今では義父は落ち着いているそうです。
以前は義母にも愚痴や八つ当たりが多かったそうですが
回数が減ったそうです。
年齢のこともあるかもしれませんが、私はとてもうれしく思っています。
やはり皆、晩年はこころ穏やかに過ごしたいですよね。
せっかく今まで頑張ってきたんですから。
義父母にももっと、おだやかな毎日がきてほしいと思います。
親の気持ちに寄り添えた時に
親との和解が起こります。親との心の中で和解が始まった時
自分に対しての気持ちもやわらいできます。
自分の周りの仕事やお金、健康、人間関係も
改善していきます。
思いついた時でよいので
紙に書き出してみてください。