私たちは両親もしくは自分を育ててくれた大人の影響を
とても大きく受けて成長します。
自分では気づきませんが、他人から見たら「え?そうなの?」と
思われる事も自分にとっては「当たり前」の事で自分の中では成り立っています。
結婚を経験された方ならわかりますよね?
相手の事がほぼ見えてくるわけですから「信じられない」と
思うような事がうじゃうじゃでてきます。
でてきて当然です。お互い違う親から生まれ育ってきたのですから
違って当然です。
大切なのは皆それが「当たり前」の事になって生活しています。
結婚して相手のここが信じられない、ガマンできないと思う事は自然な事で
むしろ普通です。
それを「この人とはやっていけない」と思い
いわゆる「性格の不一致」で離婚を考えるのは
もったいないので止めましょう。
そういう人は誰とでもやっていけないので、一人暮らしがおすすめです。
皆、自分と同じで自分の中の思いは一番だと思っていますから
自分がそうであるように、相手もまた自分と同じく自分のもってきた
「思いや考え」があるのです。
違いがあればあるほど学びある結婚生活になります。
お互い良い人生だった。次に生まれてきたら、もう一度同じ相手と
結婚したいと最期に思えたら幸せな人生を全うできます。
私達がもってきたこの「観念」ですが
4種類あると言われています。
ここでは4つのうちの3つまでを
書いていきます。
しかもちゃんと順番があって出現します。
まず一つ目は「比較観念」とよばれる観念です。
文字通り、周りと比較することで出てくる観念です。
小さい頃を思い出してみましょう。
「あなたはあの子より、サッカーが上手でエライわね」
「お前はあいつより成績が悪いからだめなやつだ」
・・・少なからず、そんな事を親から
先生から言われた経験のある人は少なくないと思います。
周りと比べて自分はどうだと判断することで出てくる観念です。
本来なら何の意味もなく、むしろあなたにとっては邪魔なだけですから
いらないものです。
今から述べる3つの観念は何ひとつあなたにとって
必要なものではありませんので
頭の中から、正確にはあなたの潜在意識から外すべきものです。
潜在意識の事はまたあとで、詳しく書きます。
比較観念が出てきたら、次はそれによって次がでてきます。
「あなたはあの子より、上手くならなければならない」
比べて良くないから、上にいかなければならないという「脅迫観念」です。
こころあたりがある方も多いと思います。
~しなければならない。この脅迫観念で自らを追い込んでいる方が
多いのではないでしょうか?
スポーツなどでライバルがいて、お互いに切磋琢磨して
記録が伸びあうようなそんな良い関係なら別ですが
自分だけで~しなければならない。
常に誰かと比べて自分が優位に立っていなくてはならないと思い
生活している人は一定数います。この脅迫観念も要りません。
こんなの苦しいだけで自分の幸せにはふさわしくありません。
これも幸せな未来のためには、足をひっぱるだけです。
自分でこのような観念を習慣のように思われている方
無意識に思っているなら親からの影響がほとんどです。
子供にとって、小さい頃の親は「絶対的な存在」です。
親も人間ですから、自分と同じように未熟な存在です。
しかし、幼い自分はそんなことはわかりません。
気づいた頃にはしっかりと親からの観念で出来上がってきています。
それに気づき外せるようになれれば、自由になれます。
何かがおきても、多少は心が揺れる事はありますが
元の定位置に戻る事ができるようになります。
3つめですが、脅迫観念の後
他者よりも上にいけない自分が存在した時にでてくるのが
「自己否定」です。
これも観念の一つです。「私はダメな人間だ」
「オレはなんて情けないんだ」こんな思いは
ほぼ大多数の人が思った事があると思います。
これも観念です。要らない事ですので
頭からずっと離れないぐらい思い詰めている人は
気づいてください。
出来ない事は100%悪い事ではありませんし
出来ないから=ダメではありません。