この「ゴール設定」という言い方も
潜在意識に入ってくる言葉のひとつです。
よく「目標設定」というかたが多いと思いますが
自分がどう「在りたいか」の「ゴール設定」をします。
この設定をしないと、かないません。
人が何かを望む時、その方向性が必要ですのでちゃんと
「自分の望み」を具体的に書き出します。
最初はわかりにくいかもしれませんし
途中で変わるかもしれません。変わっても良いです。
でも「在りたい事」なのでそんなにぶれなくて済むと思います。
一つ大切な事を書きますが
よく人は自分がどうなりたいのか？と思ったときに
「自分がやりたいこと」を挙げる人が多いと思いますが
これも潜在意識にのっとった設定ではありません。
自分は「どうするか」ではなく「どう在りたいか」の方が重要です。
「する」事というのはあくまで「現象」の事ですから
うわべだけの事です。
ではなく「どうありたいのか」と自分に問うた時に
設定がしっかりしていれば、必ず何かあって
心が揺れる事が起こっても、またいつもの平常心に
戻ってくることができます。
たとえば「自分は家族のためにこうありたい」と思えば
ちょっとケンカになってもすぐに修復することができます。
自分で次からはこうやって会話しよう
接しようと思えるように方向転換が
すぐにできるようになります。
ひとつひとつが本当に学びになっていくのです。
英語で「する」は「ＤＯ」ですね。ではなく「ＢＥ」です。
「在る」の「ＢＥ」の方で常に考えるようにしましょう。
ゴール設定の話しに戻ります。自分が人としてどうありたいか？
のゴール設定をして、そしてその設定に対して日々行動をします。
行きたい場所を定めるには、例えば地図が必要で持っていくと思います。
地図が無ければ、目的地に到着できません。
同じように望む方向もちゃんと定めないと
いつまでたっても到達できません。
それどころか日々の生活に流されているような毎日に
なってしまいます。
日々、人は外からの様々な刺激を受けているわけですから
自分の中で確かな事としないと流されてしまいます。
これは意志が強い、弱い・力がある、ないとは関係がありません。
そのように人の意識はなっています。
自分のゴールを明確にすることで、それは現実化していきます。
何か障害にぶつかったとしても
その「現象」にとらわれることなく
前へ進む事ができます。
私達のように大人になった者があえて
「自分はどうありたいのか？」と考えた時に果たして
すぐに思いつく人はどれだけいるでしょうか？
ここで話は「アンパンマン」の歌について書きます。
いきなりですが、アンパンマンの歌にある言葉は
子供たちに伝えたい重要なメッセージが入っています。
同時に私達大人も忘れてはいけないことだと思います。
歌詞の一部に「何が君のしあわせ 何をして喜ぶ
わからないまま終わる そんなのはいやだ」とあります。
・・・なんて深い意味のある歌詞でしょうか？
何気なく子供とうたっていて、よくよく考えてみると
私達にとても迫るメッセージです。そうなんです。
常日ごろから、自分はどんな時が楽しいか。
どういった時に楽しいのか？うれしいのか？
こういった事を常に自分に問うのです。
そうすると自分にとって、必要なもの、必要としたいもの
大切なもの、大切としたいものが見えてきます。
いきなり願望を聞かれても無理はありません。
すぐにはでてこないでしょう。
なぜならそういったことを思い描く事を忘れていたからです。
ですから、今からでもいいです。
習慣にして毎日考えていくようにしていきましょう。
自分のなりたいこと、ありたいものを描く習慣を
身につけていきましょう。
最初からすぐには出てこなくていいんです。
少しずつでいいですから、続けてください。
そうすれば見えてきます。
そしてそんな習慣をもった人生がそうでない人生に比べて
はるかに彩のある人生になることは間違いありません。
お子さんのいるかたは、お子さんに常に意識できるように
聞いてあげてください。
そうすればいつも考える大人になっていきます。
自分で臨む自分になれる大人へと成長できる人になります。
「今日、一日何かいい事あった？」と毎日聞いてください。
「楽しかったこと」「うれしかったこと」に常に
目を向けられる大人へと成長すれば
やがて自分のここちよい気持ちのために
進む道が常に見える人になり
実現できる人になっていきます。
大人でも今から考えていいです。
「年だからもういい」ですか？それ「観念」ですよ。
いらない観念ですね。いくつになってからでもいいんです。
ずっと学べる大人になっていきます。
